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デンマークのTelenor Denmark、5Gサービスを商用化



デンマークの移動体通信事業者(MNO)であるTelenor A/S (以下、Telenor Denmark)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年11月18日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

まずは首都・コペンハーゲンおよびオールボーの一部が提供エリアとなり、具体的な時期は公表していないが、デンマーク全土に順次拡大する計画である。

月間データ通信容量が40GBと無制限の料金プランが5Gサービスに対応しており、2020年11月18日より対象の料金プランでは自動的に5Gサービスが有効となる。

月額料金は月間データ通信容量が40GBであれば200ノルウェークローネ(約2,300円)、無制限であれば250ノルウェークローネ(約2,900円)に設定されており、複数の回線で加入すると割引も受けられる。

2020年11月18日の時点では約60万回線で5Gサービスを有効化したことを案内している。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービスを利用できるSIMカードであればSIMカードの交換は必要ない。

5Gサービスに対応した端末として複数のスマートフォンを販売しており、米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、フィンランドのHMD Global製のNokia 8.3 5G、米国のMotorola Mobility製のmotorola edge+、、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 8、OnePlus 8 Pro、OnePlus Nord、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5G、Sony Mobile Communications製のSony Xperia 1 IIを取り扱う。

5Gの通信方式はNR方式を導入しており、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、NR BandはFR1のn78となる。

通信速度が約1Gbpsに達する高速な通信を期待できるという。

なお、Telenor DenmarkはノルウェーのTelenor ASA (以下、Telenor)の完全子会社で、デンマークではスウェーデンのTelia Companyの完全子会社でデンマークの移動体通信事業者であるTelia Nattjanster Norden (以下、Telia Denmark)と設立した折半出資合弁会社でデンマークのTT-Networkを通じてネットワークの共同整備を行う。

TelenorとTelia Companyは2011年にネットワークの共有および共同整備で合意に達し、2012年にTT-Networkを設立してLTE方式の周波数を共同取得および共同整備を開始した。

2013年には第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、2014年には第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も共同整備の対象に追加し、2015年にはTelenor DenmarkとTelia Denmarkの無線アクセスネットワーク(RAN)の統合を完了しており、NR方式もTT-Networkを通じて共同整備を進める。

2017年からはTT-Networkの無線アクセスネットワークの管理および運用をフィンランドのNokiaに委託しており、基地局はNokiaが供給している。

Telenor Denmark

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