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デンマークのTDC、2022年末までに3Gの停波を開始



デンマークの移動体通信事業者(MNO)であるTDC NETは2022年末までに第3世代移動通信システム(3G)の停波を開始すると発表した。

2022年末までに3Gの停波を段階的に開始すると案内しており、3Gを完全に停波する時期までは公表していない。

データ通信量が毎年約35~40%も増加する中で、第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の帯域幅を拡張するために、3Gを停波することに決定したと説明している。

音声通話およびデータ通信の大部分は4Gが使われており、4Gの普及を受けて3Gは維持する必要はないと判断に至った。

なお、TDC NETは第2世代移動通信システム(2G)としてGSM方式、3GとしてW-CDMA方式、4GとしてLTE方式、5GとしてNR方式を導入しており、デンマークでは5Gを最初に商用化した。

目安として2020年12月を基準に購入から5年以上が経過した携帯端末の場合は何らかの影響を受ける可能性がある。

2022年末までは3Gの停波を開始しないため、携帯端末の交換の検討に必要な期間は十分に設けているという。

2Gは継続する方針を明確化しており、3Gの携帯端末では3Gを停波後は2Gで音声通話、SMS、データ通信を利用できる。

ただ、2Gでデータ通信を利用する場合は通信速度が大幅に遅くなることを説明している。

3Gの携帯端末でも2Gの利用に制限が存在する場合があり、TDC NETが正規に販売した3Gの携帯端末のうち米国のApple製のiPhone 4およびiPhone 4S、スウェーデンのDoro製のDoro 6520、Doro 6525、Doro 6530、Doro 6531、PhoneEasy 530X、PhoneEasy 615、PhoneEasy 624、PhoneEasy 632、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S2、Samsung Galaxy S3、Samsung Galaxy J1、Samsung Galaxy Young、Samsung Galaxy Trend Plus、Samsung Galaxy XCover 2、Samsung XCover 271、Samsung XCover 550は2Gで音声通話およびSMSの利用は可能であるが、2Gでデータ通信の利用は不可となる。

また、TDC NETが正規に販売した4Gの携帯端末のうちApple製のiPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHONOR 8、Samsung Electronics製のSamsung Galaxy S4、Samsung Galaxy S5、Samsung Galaxy A3、Samsung Galaxy J3 (2016)、Samsung Galaxy XCover 3はLTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)に非対応であるため、4Gのエリアでも基本的に3Gで音声通話を行うが、3Gを停波後は2Gで音声通話を行うことになる。

ほかのTDC NETが正規に販売した4Gの携帯端末はVoLTEに対応しているため、VoLTEを利用していない場合は設定からVoLTEを有効化するよう案内している。

個別の携帯端末に関して質問などがある場合はTDC NETに問い合わせるよう求めている。

TDC

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