NTTドコモが2機種にAndroid 11を提供、Galaxy S20+ 5G SC-52Aはミリ波も対応

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NTT DOCOMOは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S20 5G SC-51A」および「Galaxy S20+ 5G SC-52A」に対してOSのバージョンアップの提供を開始した。

2機種に対しては2020年12月16日よりOSのバージョンアップを提供している。

OSのバージョンアップを適用するとOSのバージョンはAndroid 11となる。

主な更新内容はSNSのアプリケーションなどに関する通知の強化、プライバシーの強化、スグアプの追加、ロックスクリーンにおけるウィジェットの対応、デバイスケア機能の拡充、通信速度の向上が含まれている。

また、Voice Assistantの改善やセキュリティパッチの更新も含まれており、設定メニューのセキュリティパッチレベルは2020年12月に更新される。

OSのバージョンアップは本体単体またはパソコン接続によって適用できる。

目安の所要時間は本体単体が約49分、パソコン接続が約113分と案内しており、通信環境などに応じて所要時間は変化するほか、本体単体ではアップデートファイルのダウンロードには無線LANを利用する必要がある。

正常にOSのバージョンアップが完了すれば、ソフトウェアバージョンはGalaxy S20 5G SC-51AがRP1A.200720.012.SC51AOMU1BTL3、Galaxy S20+ 5G SC-52AがRP1A.200720.012.SC52AOMU1BTL3となる。

完全に充電したうえで、必要に応じて事前にデータをバックアップしてからOSのバージョンアップを適用するよう求めている。

通信速度の向上はGalaxy S20 5G SC-51AとGalaxy S20+ 5G SC-52Aで内容が異なり、これまでは2機種ともNTT DOCOMOが提供する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスでは通信速度が下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbpsとなっていた。

OSのバージョンアップを適用するとGalaxy S20 5G SC-51Aは上り最大218Mbpsに高速化し、下りの通信速度に変更はない。

Galaxy S20+ 5G SC-52Aは下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbpsとなる。

Galaxy S20 5G SC-51Aの場合はサブ6GHz帯の周波数で上りの変調方式を従来の64QAMから256QAMに拡張するため、上りの通信速度が高速化する。

Galaxy S20+ 5G SC-52Aは従来のサブ6GHz帯より広い帯域幅を利用できるミリ波(mmWave)の周波数にも新たに対応するため、大幅な通信速度の高速化を実現できる。

なお、サブ6GHz帯の周波数は3.7GHzと4.5GHz帯で、ミリ波の周波数は28GHz帯となる。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。

NTT DOCOMO