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総務省、周波数を拡張したローカル5Gの免許申請を受付開始



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は周波数を拡張したローカル5Gの無線局免許の申請の受け付けを開始した。

総務省は2020年12月18日に関係省令と告示を公布および施行し、2020年12月18日より周波数を拡張したローカル5Gの無線局免許の申請を受け付けている。

ローカル5Gは多様な個別の需要に応じて様々な事業体が柔軟に構築および運用できる第5世代移動通信システム(5G)である。

総務省では2019年12月24日よりローカル5Gの無線局免許の申請を受け付けているが、当初は周波数がミリ波(mmWave)の28GHz帯に限られていた。

2020年12月18日からは28GHz帯の周波数範囲を拡大したほか、新たにサブ6GHz帯の4.5GHz帯もローカル5Gの周波数に追加した。

具体的な周波数範囲に関しては、当初は28GHz帯では28200~28300MHzの100MHz幅をローカル5Gで利用できたが、2020年12月18日より28300~29100MHzの800MHz幅も追加したため、28200~29100MHzの900MHz幅をローカル5Gに割当したことになる。

新たにローカル5Gで利用できる4.5GHz帯では4600~4900MHzの300MHz幅がローカル5Gの周波数範囲である。

サブ6GHz帯はミリ波より基地局や端末の開発が先行しており、ローカル5Gではミリ波よりサブ6GHz帯を有望視する見方もある。

ローカル5Gの無線方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式で、NR Bandは4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。

なお、n79に該当する周波数範囲は世界的には4.5GHz帯と呼称されているが、総務省などはローカル5Gの周波数範囲に限定して表現する場合に4.7GHz帯と呼称する場合があることを留意しておきたい。

同時にローカル5Gのアンカーバンドで利用できる周波数も追加している。

NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成にはスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されており、NSA構成で運用する場合はアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に常時接続する必要があるため、ローカル5Gの免許人がアンカーバンドを構築または他社が構築したネットワークをアンカーバンドで使用する必要が生じる。

これまで、アンカーバンドとしては自営等広帯域移動無線アクセスシステム(自営等BWA)を自ら構築もしくは携帯電話事業者または地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)が構築したネットワークを利用できたが、新たにデジタルコードレス電話も自ら構築できる。

アンカーバンドの無線方式はLTE方式またはLTE方式と高い互換性を確保した無線方式を運用することになる。

総務省

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