ソフトバンクが5GやeSIM対応のオンライン専用ブランドを導入、LINEモバイルは吸収合併へ

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SoftBank Corp.はオンライン専用の新たなブランドを2021年3月に導入すると発表した。

オンライン専用の新たなブランドはSoftBank on LINEをコンセプトとする。

すべての手続きをオンラインで受け付け、実店舗は展開しない。

基本使用料は月額3,278円(税込)に設定されており、月間データ通信容量は20GBとなる。

データ通信量が所定の月間データ通信容量を超過した場合は当月末まで通信速度が最大1Mbpsに制限される。

1GBあたり550円(同)でデータ通信容量を追加することもできる。

LINE Corporationが提供するLINEのアプリケーションを無制限に使えるほか、LINEのアプリケーションで様々な手続きを実施できるよう整備する予定という。

eSIMに対応するほか、高速な通信を実現する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式にも対応している。

通話料は5分以内の国内通話が無料で、1回当たり5分を超える国内通話は30秒当たり22円の通話料が発生する。

これまで、SoftBank Corp.の連結子会社であるLINE MOBILE Corporationが仮想移動体通信事業者(MVNO)としてLINE MOBILEを提供しているが、オンライン専用の新たなブランドはSoftBank Corp.が移動体通信事業者(MNO)として提供する自社ブランドのひとつとなるため、仮想移動体通信事業者として提供するLINE MOBILEとは異なる。

SoftBank Corp.が移動体通信事業者として提供する既存のブランドであるSoftBankおよびY!mobileと同じ品質で利用できることを明確化している。

なお、オンライン専用の新たなブランドは2021年3月にサービスの提供を開始する計画で、名称など詳細は決定次第案内する予定である。

2021年3月に経営統合を予定しているLINE CorporationとSoftBank Corp.の連結子会社であるZ Holdingsの経営統合を機に、SoftBank Corp.がLINEのプラットフォームを活用した通信事業における新たなサービスの提供に関してLINE Corporationと協議を進めることで実現するという。

また、LINE MOBILE Corporationに関してはSoftBank Corp.が完全子会社化および吸収合併に向けて検討を進める。

LINE MOBILE CorporationはLINE Corporationの完全子会社として設立されたが、LINE MOBILE Corporationが実施した第三者割当増資をSoftBank Corp.が引き受けて持分比率はSoftBank Corp.が51%、LINE Corporationが49%となり、さらにその後はSoftBank Corp.が60%、LINE Corporationが40%となっていた。

SoftBank Corp.はSoftBank、Y!mobile、オンライン専用の3つのブランドで多様化する顧客の需要に応える方針を示している。

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