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京セラ初の5GスマホKyocera E7110がFCC通過、日本製でミリ波に対応



KYOCERA Corporation (京セラ)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「E7110」が2020年12月22日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDはV65E7110。

モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1900(n2)/1700(n66)/850(n5) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/ 1700(B4/B66)/ 850(B5)/700(B12/B13) MHz, LTE (TDD) 3600(B48) MHz, W-CDMA 1900(II)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、無線給電の周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、周波数は2.4GHz帯に加えて5GHz帯を利用できる。

E7110は未発表端末の型番で、製品種別はスマートフォンと記載されており、高耐久性能を備えたスマートフォンとなる見込みである。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で認証を受けているため、5Gに対応したスマートフォンと分かる。

FCCの通過日を基準とすれば、KYOCERA Corporationにとって初めての5Gに対応したスマートフォンとなる。

NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成に対応するため、アンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必要で、n2およびn66はB5/B13、n5はB2/B66、n260およびn261はB2/B5/B13/B48/B66がアンカーバンドとして機能する。

また、n260およびn261はミリ波(mmWave)のFR2に分類して定義されており、ミリ波の5Gにも対応することが分かる。

FR2では1コンポーネント・キャリアは100MHz幅または200MHz幅に対応し、2コンポーネント・キャリアを束ねたキャリアアグリゲーション(CA)も利用できる。

FCCで認証を受けた通信方式および周波数から米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnership向けに開発を進めていると思われる。

電池パックは型番がSCP-74LBPSのリチウムイオン電池で、容量は4500mAhとなっている。

FCCではラベルが公開されておりMADE IN JAPANと記載されているため、日本国内の工場で製造する日本製のスマートフォンと分かる。

日本国内では北海道北見市に所在するKYOCERA Corporationの工場や兵庫県加東市に所在するJapan E.M.Solutionsの工場でスマートフォンの製造を手掛けているため、いずれかで製造する見込み。

早ければ2021年第1四半期頃に米国でKyocera DuraForceシリーズのスマートフォンとして発表されると思われる。

FCC

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