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iPhone 12シリーズ、iOS 14.3でKDDIと沖縄セルラー電話の3.5GHz帯の5Gに対応



KDDIおよびKDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)は米国のApple製のスマートフォン「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」、「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」で利用できる第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアを拡大していることを発表した。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは東名阪地域の主要都市などで3.5GHz帯を使用した5Gの提供を2020年12月17日以降に順次開始しており、すでにiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 miniでは利用できるという。

ただ、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 miniで3.5GHz帯の5Gを利用するためにはOSのアップデートを適用する必要がある。

いずれもAppleが米国太平洋標準時を基準に2020年12月14日、日本標準時を基準に2020年12月15日より提供を開始したiOS 14.3を適用すると3.5GHz帯の5Gに対応し、5Gの提供エリアの拡大を実現する。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年12月25日付けで発表しているが、3.5GHz帯の5Gの提供を開始前の2020年12月15日にはOSのアップデートを適用すれば端末側は対応したため、3.5GHz帯の5Gの提供を開始した2020年12月17日より一部の地域では3.5GHz帯の5Gを利用できることになる。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月26日にau 5Gとしてauの携帯通信サービスで5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。

au 5Gでは商用化の当初より総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)から5G向けに割当を受けた周波数を使用してきたが、第4世代移動通信システム(4G)向けの3.5GHz帯でも5Gを導入することになった。

iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 miniの場合はau 5Gにおいて5G向け周波数の3.7GHz帯および4.0GHz帯、4G向け周波数で5Gを導入した3.5GHz帯を利用できる。

なお、NR Bandは3.5GHz帯および3.7GHz帯が共通でFR1のn78となり、4.0GHz帯がFR1のn77である。

世界的にはn78を3.5GHz帯、n77を3.7GHz帯と呼称することが多く、総務省は3.7GHz帯と4.0GHz帯いずれも3.7GHz帯として割当するなど、同じ周波数でも国や地域または事業体などによって呼称の違いが見られる。

KDDIは各周波数を明確化する目的で3.5GHz帯、3.7GHz帯、4.0GHz帯に分けて記載しており、この表記が最も分かりやすいと考えるため、KDDIと同様の表記を採用した。

au

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