au 5GスマホZTE a1 ZTG01が技適を再通過、3.5GHz帯の5Gを追加
- 2021年01月23日
- KDDI-ZTE
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けの中国のZTE (中興通訊)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「ZTG01」が2020年12月29日付けでCertificate Technical Support Center (認証技術支援センター)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は018-200198。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHzで認証を取得し、ほかの周波数では認証を受けていない。
ZTG01はZTE a1 ZTG01としてKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneより発表されており、auのラインナップで2020年8月5日に販売を開始した。
工事設計認証の取得は2020年4月30日、2020年5月20日、2020年6月24日に次いで4度目となる。
4度目の認証では第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に限定して認証を受けたが、3度目の認証から周波数範囲を拡張している。
具体的には3度目の認証では3600~4100MHzで認証を受けていたが、4度目の認証では3400~4100MHzで認証を取得したため、3400~3600MHzを追加したことが分かる。
追加した3400~3600MHzには日本では3.5GHz帯と呼称する周波数が含まれる。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは総務省より第4世代移動通信システム(4G)向け周波数として3.5GHz帯の割当を受けており、4GのLTE方式で使用してきた。
5G向け周波数に加えて既存の4G向け周波数でもNR方式を順次導入する方針で、すでに一部の地域では4G向けの3.5GHz帯でNR方式の導入を開始した。
なお、世界的には3300~3800MHzを3.5GHz帯と呼称することが一般的であるが、日本では5G向け周波数の3600~4100MHzを3.7GHz帯や4.0GHz帯と区別している。
対象の周波数を明確化する目的で日本における呼称に沿って表記したため、表記の3.5GHz帯に5G向け周波数は含まれないことを留意しておきたい。
ZTE a1 ZTG01はソフトウェアのアップデートを通じて3.5GHz帯のNR方式に対応する予定で、ソフトウェアのアップデートに先立ち対象の周波数を追加して工事設計認証を取得したことになる。
ソフトウェアのアップデートは2021年2月以降に実施する予定である。
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