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サムスン電子製の5G端末Samsung S5123が技適通過、ミリ波対応の試作機か



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE端末「S5123」が2021年2月9日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は005-102684。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/1500(B11)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3700(B42)/2500(B41) MHzで認証を受けている。

Bluetoothや無線LANの周波数では通過していない。

S5123は未発表端末のメーカー型番である。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応しており、周波数はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2にも対応することが分かる。

NR (FR1, TDD) 4500(n79) MHzに対応していない時点でNTT DOCOMO向けではなく、LTE (FDD) 900(B8) MHzに対応していない時点でSoftBank向けでもない。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けまたはRakuten Mobile (楽天モバイル)向けの可能性が考えられるが、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けのメーカー型番やRakuten Mobile向けのメーカー型番とも一致しない。

また、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはB11およびB26を運用しているが、近年はSamsung Electronics製のKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向け端末はB11およびB26に非対応となっている。

Bluetoothや無線LANの周波数でも通過しておらず、モバイルネットワークに限定して認証を受けるなど一般的な製品とは異なる点が多く見受けられるため、開発目的の試作機で工事設計認証を取得したと思われる。

Samsung Electronicsが試作機で工事設計認証を取得する事例は多くはないが、過去にもS5123と近い型番規則のメーカー型番で工事設計認証を取得した事例が確認できる。

総務省

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