ZTE、再びNubia Technologyを子会社化
- 2021年04月08日
- Android関連
中国のZTE (中興通訊)は中国のNubia Technology (努比亜技術)を再び子会社化したことが分かった。
ZTEは2020年の年次報告書を通じて2020年12月にNubia Technologyの株式の28.43%を追加で取得したことを公表した。
これまで、ZTEはNubia Technologyの株式の49.90%を保有し、Nubia Technologyを関連会社と位置付けていたが、28.43%を追加で取得したことで持分比率は78.33%となった。
ZTEは2020年12月よりNubia Technologyを連結財務諸表で連結の対象となる子会社として扱っている。
なお、中国の登記当局で詳細な情報を確認すると、ZTEは2020年12月28日にNubia Technologyの子会社化を完了したことを確認できる。
Nubia Technologyは2001年9月12日にZTEの子会社として設立された。
設立当初の社名はShenzhen ZTE Mobile Telecom (深圳市中興移動通信)であるが、2015年3月4日に社名をNubia Technologyに変更した。
ZTEは段階的にNubia Technologyの株式を売却しており、2016年3月8日には持分比率を90%から60%、さらに2017年8月17日には60%から49.9%に引き下げると同時に位置付けを子会社から関連会社に変更したことが分かっている。
そのため、Nubia Technologyは再びZTEの子会社に戻ったことになる。
ZTEの2020年以降の動きからNubia Technologyの子会社化は十分に予想できたことと言える。
2020年4月頃にはZTEが保有する販売網を通じてNubia Technologyが開発した端末の販売を開始したほか、2020年6月16日にはZTEの端末事業担当総経理にNubia Technologyの総経理を指名した。
さらに、2020年11月30日には中国の四川省の省都・成都市で端末事業に関する会議を開催して2021年の端末事業の方針を協力会社などに説明し、ZTEの端末事業とNubia Technologyの端末事業の運用を統一する方針を示していた。
このように、2020年にはZTEの端末事業とNubia Technologyの連携を深める動きが確認できていた。
ZTEとNubia Technologyの連携を強化して技術、品質、若者に強いイメージを構築し、スマートフォンをはじめとした様々な端末を展開してラインナップの拡充を図る計画である。
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