Ucellが5Gサービスを商用化、ウズベキスタン初の5G
- 2021年04月09日
- 海外携帯電話
ウズベキスタンの移動体通信事業者(MNO)でUcellとして展開するCoscomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2021年4月8日より5Gサービスの提供を開始している。
まずはウズベキスタンの首都・タシケントの一部が提供エリアとなる。
タシケントに所在するCoscomの事務所で5Gサービスを利用できるという。
提供エリアはタシケント以外の都市にも順次拡大する予定であるが、具体的な拡大の計画は公表していない。
5Gの商用化に伴い期間限定のインターネットパッケージを提供する。
期間限定のインターネットパッケージは2021年4月8日から2021年5月31日まで申し込みを受け付ける。
料金は5,000ウズベキスタンソム(約52円)で提供し、有効期間は5日間で、データ通信量は無制限となっている。
Coscomは様々なインターネットパッケージを提供しており、単純に比較することは難しいが、通常のプランとしては有効期間が7日間であれば、データ通信量が80MBで、料金が8,420ウズベキスタンソム(約88円)となる。
そのため、期間限定のインターネットパッケージは有効期間やデータ通信量などを考慮すると、通常のプランと比べて大幅に安価と言える。
Coscomは5Gの無線方式として5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
下りの通信速度は最大で1Gbpsに達するという。
なお、Coscomはウズベキスタンの政府機関である国家資産管理庁(State Assets Management)が所有しているが、国家資産管理庁とロシアの移動体通信事業者であるMegaFonなどが共同で設立した合弁会社に移管する計画である。
Coscomの携帯通信サービスの加入件数は800万件を超えており、通信方式は第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、LTE方式を導入してきた。
これまで、ウズベキスタンの移動体通信事業者は5Gを導入していないため、Coscomがウズベキスタンで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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