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Millicomがタンザニアとガーナから撤退へ、アフリカから完全撤退が決定



ルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)はタンザニアおよびガーナから撤退すると発表した。

これまで、タンザニアではMIC Tanzaniaを通じて、ガーナではAirtel Ghanaを通じて移動体通信事業者(MNO)として携帯通信事業を展開してきた。

しかし、MIC TanzaniaはマダガスカルのAxian Group、Airtel Ghanaはガーナ政府に売却することが決定し、Millicom International Cellularはタンザニアおよびガーナでは携帯通信事業を終了する。

Millicom International Cellularは過去にアフリカの国としてはシエラレオネ、セネガル、チャド、ルワンダ、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、モーリシャスにも参入していたが、すでに撤退を完了した。

タンザニアおよびガーナからも撤退することで、アフリカの国からは完全に撤退することになる。

Millicom International Cellularはアジア、アフリカ、中南米を中心に世界各地で携帯通信事業を展開してきたが、すでにアジアからは撤退を完了しており、中南米に焦点を当てるという。

なお、Millicom International Cellularはタンザニアでは1993年に携帯通信事業を開始した。

1994年に携帯通信サービスを商用化しており、約27年半にもわたりタンザニアで携帯通信事業を継続してきた。

Millicom International CellularからMIC Tanzaniaを取得するAxian Groupは2018年にセネガルの携帯通信事業もMillicom International Cellularから取得しており、Axian GroupにとってはMillicom International Cellularから取得する携帯通信事業は2ヶ国目となる。

Axian Groupはアフリカの複数の国と地域で携帯通信事業を展開しており、マダガスカル、コモロ、セネガル、トーゴ、フランス領レユニオン、フランス領マヨットに参入し、エチオピアへの参入を検討している。

トーゴでは西アフリカでは最初の第5世代移動通信システム(5G)の商用化を実現した。

ガーナはMillicom International Cellularが早期に携帯通信事業を開始した国のひとつである。

1991年にガーナで携帯通信事業を開始しており、2017年まではTigo Ghanaを通じて携帯通信事業を展開していたが、インドの移動体通信事業者であるBharti Airtelが所有していた同業のAirtel Ghanaと統合することになった。

Tigo Ghanaの権利義務を承継したAirtel Ghanaが統合後の承継会社で、Airtel GhanaはMillicom International CellularおよびBharti Airtelの合弁会社となっている。

ただ、Millicom International CellularおよびBharti Airtelはガーナから撤退する方向で決定したため、ガーナ政府がAirtel Ghanaを取得する。

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