Nubiaが5GスマホNX667Jを準備中、ZTEが初めて製造を担当
- 2021年05月03日
- Android関連
中国のZTE (中興通訊)の子会社で中国のNubia Technology (努比亜技術)はスマートフォン「NX667J」を準備していることが分かった。
Nubia Technology製のNX667Jが2021年4月28日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification:CCC)を通過した。
機器名称は第5世代移動通信システム(5G)に対応した携帯電話を意味する5G数字移動電話機と記載されており、5Gに対応したスマートフォンとなる見込み。
製造工場はZTEと記載されている。
そのため、ZTEがNX667Jの製造を担当することが分かる。
Nubia Technologyは2001年9月12日にZTEの子会社として設立された。
設立当初の社名はShenzhen ZTE Mobile Telecom (深圳市中興移動通信)である。
2015年3月4日に社名をNubia Technologyに変更し、2017年8月17日にはZTEの子会社から関連会社に変更したが、2020年12月28日に再びZTEが子会社化した。
設立当初よりZTEと資本関係を有するNubia Technologyであるが、これまでZTEが直接的にNubia Technologyのスマートフォンの製造を担当することはなかった。
一部のスマートフォンはNubia Technologyの子会社で中国のNanchang Nubia Technology (南昌努比亜技術)が所有する工場で製造しているが、原則として外部の製造事業者に製造を委託していた。
しかし、NX667JはZTEが製造を担当しており、初めてNubia TechnologyのスマートフォンをZTEが製造することになる。
なお、ZTEおよびNubia Technologyはスマートフォンを中心とした携帯端末事業で連携を強化しており、2020年11月30日にZTEが開催した会議ではZTEとNubia Technologyの携帯端末事業の運用を統一する方針を示した。
2020年4月頃にはZTEの販売網を通じてNubia Technologyのスマートフォンの販売を開始したほか、2020年6月16日にはZTEの携帯端末事業幹部にNubia Technologyの幹部を任命するなど、ZTEとNubia Technologyの携帯端末事業の運用の統一に向けた動きが2020年第2四半期頃より活発化している。
NX667Jの詳細な仕様は不明であるが、nubia Z30として発表される予定との情報もある。
nubia Z30はZTEが開発したディスプレイ内蔵カメラを採用するとの情報も伝えられており、ZTEが開発した技術をNubia Technologyのスマートフォンに適用する動きも加速すると思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。