フィリピンのDITOが初のキャリアショップを開設、セブ市とダバオ市で
- 2021年05月01日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるDITO Telecommunity Corporationは自社の店舗を開設したことが分かった。
2021年4月30日より自社の店舗として4店舗の運営を開始しており、DITO Telecommunity Corporationにとっては最初のキャリアショップとなる。
まずはセブ州の州都・セブ市で2店舗、ダバオ特別市で2店舗、合計で4店舗を運営している。
SIMカードの購入、開通、トップアップなどを受け付けるほか、顧客にサポートも提供する。
DITO Telecommunity Corporationはこれまで以上に顧客と近く、青色、赤色、黄色の愛国的な色合いで迎えると表明した。
なお、DITO Telecommunity Corporationのロゴはフィリピンの国旗と同じく青色、赤色、黄色を使用している。
DITO Telecommunity Corporationは2021年3月8日の12時(フィリピン標準時)に移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化し、移動体通信事業者として新規参入を果たした。
当初は外部の携帯電話小売店などがSIMカードの販売代理店として機能しており、DITO Telecommunity Corporationは自社の店舗を展開していなかった。
携帯通信サービスの商用化から2ヶ月近くが経過してようやく自社の店舗の展開を開始することになった。
携帯通信サービスを商用化した当初は提供エリアをビサヤ諸島およびミンダナオ島の一部に限定していた。
具体的にはビサヤ諸島では中部ビサヤ地方のセブ州の一部、ミンダナオ島ではダバオ地方のダバオ特別市、ダバオ州、南ダバオ州の一部が最初の提供エリアとなった。
ただ、2021年4月16日にはルソン島にも提供エリアを拡大しており、ルソン島では中部ルソン地方のブラカン州、ヌエヴァ・エシハ州、タルラック州の一部、カラバルソン地方のバタンガス州、カヴィテ州、ラグナ州の一部を提供エリアに追加した。
さらにミンダナオ島ではソクサージェン地方の南コタバト州の一部に提供エリアを拡大している。
2021年4月30日の時点でルソン島では自社の店舗を運営しておらず、最初の提供エリアとして選定されたセブ州のセブ市およびダバオ特別市から自社の店舗を展開する。
ルソン島のマニラ首都圏(メトロ・マニラ)は提供エリアにも含まれていないが、2021年6月末までにマニラ首都圏にも提供エリアを拡大する計画である。
フィリピン全土を整備の対象区域とする移動体通信事業者はDITO Telecommunity CorporationのほかにSmart CommunicationsおよびGlobe Telecomが存在し、DITO Telecommunity Corporationは第3の移動体通信事業者として新規参入した。
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