スロバキアのOrange Slovenskoが5Gを商用化
- 2021年05月15日
- 海外携帯電話
フランスのOrangeの完全子会社でスロバキアの移動体通信事業者(MNO)であるOrange Slovenskoは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Orange Slovenskoは2021年5月12日より5Gの提供を開始している。
まずはスロバキアの首都・ブラチスラバ市のペトルジャルカ地区の一部が5Gの提供エリアとなる。
基本的に5Gを利用するためにSIMカードの変更は不要である。
ただ、第2世代移動通信システム(2G)向けのSIMカードを利用している場合に限り、SIMカードを変更する必要が生じる。
5Gに対応した端末として複数のスマートフォンを販売しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 ProおよびHUAWEI Mate 40 Pro、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 9、OnePlus 9 Pro、OnePlus Nord、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S21 5G、Samsung Galaxy S21+ 5G、Samsung Galaxy S21 Ultra 5G、Samsung Galaxy A32 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10T Pro、Xiaomi Mi 10T Lite、Xiaomi Mi 11、Xiaomi Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 5Gを取り扱う。
5Gの無線方式としてNR方式を導入および運用する。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成である。
通信設備はフィンランドのNokia Solutions and Networksから調達している。
2Gおよび第3世代移動通信システム(3G)では中国企業の通信設備を部分的に使用しているが、Nokia Solutions and Networksに順次移行しており、5GではNokia Solutions and Networksを使用することを明確化した。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
当初は帯域幅が40MHz幅であるが、将来的には60MHz幅に拡張する計画で、帯域幅を拡張後は通信速度も高速化する。
スロバキアの移動体通信事業者としては最初にSlovak Telekomが5Gを商用化した。
そのため、Orange Slovenskoはスロバキアで2番目に5Gの提供を開始したことになる。
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