タイ向けGalaxy S21シリーズが5GのSA構成に対応、AISとTrueで利用可能に
- 2021年06月03日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)のタイ法人であるThai Samsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy S21 5G」、「Samsung Galaxy S21+ 5G」、「Samsung Galaxy S21 Ultra 5G」の3機種に対して機能を追加するソフトウェアのアップデートを提供することが分かった。
3機種に対しては2021年6月4日より新たなソフトウェアのアップデートを提供する予定を公表している。
主な更新内容は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式のスタンドアローン(SA)構成への対応となっている。
その他の詳細な更新内容は案内していない。
2021年6月4日にソフトウェアのアップデートの開始と同時にリリースノートを通じて詳細な更新内容を案内すると思われる。
Thai Samsung Electronicsは最先端の技術を継続的に提供する方針を表明している。
NR方式には第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成およびNR方式が単独で動作するSA構成が規定されている。
発売時点ではNSA構成に限り対応していたが、2021年6月4日に提供を開始するソフトウェアのアップデートを適用するとSA構成も有効となる。
SA構成はタイの移動体通信事業者(MNO)でAISとして展開するAdvanced Wireless NetworkおよびTrue Move H Universal Communicationで利用できる。
いずれもNR方式の周波数はサブ6GHz帯の700MHz帯および2.5GHz帯を使用している。
帯域幅はAdvanced Wireless Networkの700MHz帯が15MHz幅*2、2.5GHz帯が100MHz幅、True Move H Universal Communicationの700MHz帯が10MHz幅*2、2.5GHz帯が90MHz幅となっている。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、2.5GHz帯がFR1のn41である。
タイの移動体通信事業者としてはdtac TriNetも5Gを商用化したが、SA構成は導入しておらず、dtac TriNetではSA構成を利用できない。
なお、タイの移動体通信事業者が運用するSA構成に対応するソフトウェアのアップデートとなるため、モデルの末尾がタイ向けを示すTHLがソフトウェアのアップデートを提供する対象となる。
タイ向けと共通の型番でもタイ向けではない場合は適用できない。
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