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ベラルーシのbeCloud、大規模5G試験の第2段階を開始



ベラルーシの移動体通信事業者(MNO)でbeCloudとして展開するBelarusian Cloud Technologiesは大規模な第5世代移動通信システム(5G)の試験に関して第2段階を開始すると発表した。

Belarusian Cloud Technologiesは2020年に初めて大規模な5Gの試験を実施したが、2021年には第2段階として大規模な5Gの試験を実施するという。

周波数は2020年と同様にサブ6GHz帯の2.6GHz帯および3.5GHz帯を使用する。

最初の試験から規模を拡大して5Gの機能の検証、都市部でカバレッジと品質の現実的に達成可能な指標の研究、標準的ではない2.6GHz帯の使用に関する評価、様々なベンダの通信設備の比較および試験、無人車両の自動運転の検証などを実施する計画である。

原則として2020年に試験用として整備した5Gのエリアで試験を進めるという。

2020年にはベラルーシの主要都市で2020年5月から2020年12月まで大規模な5Gの試験を展開してきた。

最初に首都・ミンスク市の中心部で2.6GHz帯または3.5GHz帯を使用して20局、2番目にホメリ州の州都・ホメリ市で2.6GHz帯を使用して18局の5Gの基地局を開設した。

また、2021年にはミンスク・ナショナル空港(MSQ)の敷地内、ベラルーシ国立科学アカデミーの機械工学合同研究所、ミンスク・ホイール・トラクター工場にも5Gを整備しており、5Gを活用した遠隔制御などの検証を進める。

近いうちにミンスク地下鉄の駅でも5Gを整備する計画である。

通信方式はNR方式を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

NR Bandは2.6GHz帯がFR1のn7で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

n78は世界で最も導入事例が多いNR Bandであるが、n7は世界的に導入事例が少ないため、Belarusian Cloud Technologiesは標準的ではない2.6GHz帯と表現している。

最初の試験ではn78で下り1.9Gbpsの通信速度を記録したほか、n7はLTE方式と動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して運用したという。

通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)、クロアチアのEricsson Nikola Tesla、米国のAirspan Networksから調達しており、第2段階も同様と思われる。

なお、Belarusian Cloud Technologiesは国有の移動体通信事業者である。

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