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au向けスマホTORQUE 5G KYG01に5Gエリア拡大アップデートを提供



KDDIはKYOCERA Corporation (京セラ)製のスマートフォン「TORQUE 5G KYG01」に新たなソフトウェアのアップデートの提供を開始したことを案内した。

2021年6月17日より新たなソフトウェアのアップデートを提供している。

主な更新内容には第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアの拡大とセキュリティ機能の改善が含まれている。

OSのバージョンに変更はなく、セキュリティパッチレベルは2021年6月となる。

ソフトウェアのアップデートは端末単体で適用できる。

目安の所要時間はモバイルネットワークを利用時および無線LANを利用時いずれも約10分と案内している。

KDDIは無線LANの利用を推奨しており、実際の所要時間は通信速度など利用環境に応じて変動することを留意しておきたい。

アップデートファイルの容量は約100MBとなっている。

正常にソフトウェアのアップデートが完了すると、ソフトウェアのビルド番号は1.030VEとなる。

なお、事前にソフトウェアのビルド番号が1.011VEまたは1.020VEのソフトウェアにアップデートを実施しておく必要がある。

5Gの提供エリアの拡大は新たに700MHz帯、3.5GHz帯、4.0GHz帯の周波数を使用した5Gに対応する。

2021年3月26日にauのラインナップで発売しており、発売時点では3.7GHz帯の5Gに対応していたが、新たに700MHz帯、3.5GHz帯、4.0GHz帯の5Gにも対応するため、3.7GHz帯に加えて700MHz帯、3.5GHz帯、4.0GHz帯の周波数を使用して整備した5Gの提供エリアでも5Gの利用が可能となる。

そのため、5Gの提供エリアは大幅な拡大が期待できる。

5Gの無線方式はNR方式で、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.5GHz帯および3.7GHz帯がFR1のn78、4.0GHz帯がn77である。

ソフトウェアのアップデートを通じて新たにn28およびn77に対応するほか、n78では周波数範囲を拡張したことになる。

世界的にはn78を3.5GHz帯、n77を3.7GHz帯と呼称することが多いが、KDDIは割当の経緯が異なる周波数の明確化などを目的に独自の呼称を採用している。

割当の経緯や帯域幅が異なる3.5GHz帯と3.7GHz帯は同じn78でも通信速度や提供エリアが異なり、それぞれ異なる周波数であることを明確化する必要があると考えるため、KDDIと同様の表記を採用した。

au

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