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ドイツのTelekom Deutschland、富士通とNECの5G基地局を採用



ドイツのDeutsche Telekomの完全子会社でドイツの移動体通信事業者(MNO)であるTelekom DeutschlandはFUJITSU (富士通)およびNEC Corporation (日本電気)の第4世代移動通信システム(4G)または第5世代移動通信システム(5G)に対応した基地局を採用したことが分かった。

Deutsche Telekomはドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン州ノイブランデンブルクをO-RANタウンとしてノイブランデンブルクでオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)の展開を開始したことを発表した。

ノイブランデンブルクではオープンRANの仕様を適用した4Gおよび5Gの基地局を開設し、マルチベンダのオープンRANネットワークを構築する計画である。

また、2021年から2022年にかけて段階的にO-RANタウンを拡大する計画も公表している。

すでに最初の場所に基地局を開設しており、既存の商用のネットワークに統合されているという。

基地局を構成する無線装置(Radio Unit:RU)はFUJITSUおよびNEC Corporationが提供した。

無線装置にはFUJITSUが提供した4Gの無線方式であるLTE方式および5Gの無線方式であるNR方式に対応した無線装置、NEC Corporationが提供した32T32Rの大規模MIMO (Massive MIMO)およびNR方式に対応した無線装置が含まれている。

FUJITSUは4Gおよび5Gに対応した基地局を提供し、NEC Corporationは5Gに対応した基地局を供給したことが分かる。

無線装置はO-RANフロントホールインタフェース仕様に準拠する。

O-RANフロントホールインタフェース仕様はオープンRANの仕様策定を推進する標準化団体であるO-RAN Allianceで策定されたO-RANの標準仕様である。

無線装置と基地局制御装置の間の通信を担うフロントホールのインタフェースにO-RANの標準仕様を採用することで、異なるベンダが製造した無線装置と基地局制御装置を接続できるため、特定のベンダに固定されずにネットワークを構築できる。

なお、Deutsche TelekomはTelekom Deutschlandを通じてドイツで携帯通信事業を展開している。

ドイツではTelekom Deutschlandが移動体通信事業者として行う携帯通信事業の免許人かつ事業会社となる。

そのため、Telekom DeutschlandがFUJITSUおよびNEC Corporationの基地局を使用して4Gおよび5Gを整備することになる。

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