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エスワティニのMTN Eswatiniが店舗を閉鎖、データ通信の制限も



南アフリカのMTN Groupの関連会社でエスワティニ(旧スワジランド)の移動体通信事業者(MNO)であるSwazi MTNは店舗を閉鎖したことが分かった。

2021年6月29日より安全のために店舗を閉鎖しているという。

店舗の営業を再開する時期は未定で、改めて通知するまで店舗を閉鎖すると説明している。

サポートが必要な場合は電話などで連絡を取るよう求めている。

また、MTN Groupはエスワティニの政府機関で電気通信分野の規制を司るエスワティニ通信委員会(Eswatini Communications Commission:ECC)の指示を受けて、Swazi MTNがデータ通信の利用を制限したことを公表した。

エスワティニのすべての移動体通信事業者を対象として、改めて通知するまでソーシャルメディアおよびオンラインプラットフォームへのアクセスを制限するよう指示を受けたため、免許の条件を遵守することも考慮して指示に従ったという。

エスワティニでは民主主義を支持する抗議行動の発生に伴い治安機関が鎮圧活動を展開しており、首都・ムババーネなどの都市部を中心に大規模な混乱が発生している。

そのため、Swazi MTNは安全のために店舗の閉鎖を余儀なくされており、エスワティニ通信委員会は情報を統制する目的でデータ通信の利用の制限を指示することになった。

なお、エスワティニは旧国名がスワジランドで、2018年4月19日に開催した独立50周年記念式典で国名の変更を宣言し、同日より国名の変更が発効した。

Swazi MTNはエスワティニで最大の移動体通信事業者である。

社名は変更していないが、通称は国名の変更に合わせてMTN SwazilandからMTN Eswatiniに変更している。

加入件数は2021年第1四半期末の時点で99万5,000件となり、MTN Groupが子会社または関連会社を通じて参入する21ヶ国の中ではギニアビサウに次いで2番目に少ない。

MTN Groupによる持分比率は完全子会社で南アフリカのMobile Telephone Networks Holdingsの完全子会社で南アフリカのMTN Internationalを通じて30%となっている。

周波数は800MHz帯、900MHz帯、1.8GHz帯、2.1GHz帯を保有する。

第2世代移動通信システム(2G)、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)を導入している。

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