クアルコムとASUSが共同開発した5GスマホEXP21 SmartphoneがGCF通過

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台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「ASUS_I007D」が2021年5月4日付けでGlobal Certification Forum (以下、GCF)の認証を通過したことが分かった。

認証番号は9733である。

モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2300(n30)/ 2100(n1)/1900(n2/n25)/ 1800(n3)/1700(n66)/900(n8)/ 850(n5)/800(n20)/600(n71) MHz, NR (FR1, TDD) 4700(n79)/3700(n77)/3500(n78)/ 2600(n38)/2500(n41)/2300(n40) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n257/n261) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2300(B30)/2100(B1)/ 1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4/B66)/1500(B11/B21)/ 900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B13/B14/B17/B28) MHz, LTE (TDD) 3700(B43)/3600(B48)/ 3500(B42)/2600(B38)/ 2500(B41)/2300(B40)/ 2000(B34)/1900(B39) MHz, LTE (SDL) 1500(B32) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV/IX)/ 900(VIII)/850(V)/800(XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzで認証を受けている。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2の周波数でも認証を受けたことが分かる。

また、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応すると記載されている。

GCFでは認証を受けない周波数が存在するため、GCFで認証を受けた周波数が対応する周波数の全部とは限らないことを留意しておきたい。

ASUS_I007DはSmartphone for Snapdragon Insidersの型番である。

米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが展開するスマートフォンとなる。

GCFの認証ではマーケティング名がEXP21 Smartphoneと記載されている。

Qualcommの公式ウェブサイトにはスマートフォンの本体をEXP21 Smartphoneと記載していることが確認できる。

なお、GCFの認証は2021年5月4日付けで通過していたが、正式な発表に伴いGCFで認証情報を公開したと思われる。

ハードウェアの開発はASUSTeK Computerが協力しており、GCFを含めた各種認証機関ではASUSTeK Computerが申請者となっている。

日本を含めた複数の国と地域で発売する予定で、ASUSTeK Computerが保有する販路を活用して販売する見込みである。

日本ではASUSTeK Computerの日本法人であるASUS JAPANを通じて発売する予定で、すでに日本向けのASUS Storeには製品ページを公開している。

詳細な発売時期は不明であるが、価格は164,880円(税込)となる。

GCF