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フィリピンのPLDTが2021年前半の業績を発表



フィリピンのPLDTは2021年前半の業績を発表した。

2021年6月30日に終了した6ヶ月間となる2021年前半の連結売上高は前年同期比10.2%増の956億2,300万フィリピンペソ(約2,081億5,446万円)、EBITDAは前年同期比7.3%増の463億2,700万フィリピンペソ(約1,008億4,573万円)、EBITDAマージンは前年同期比1ポイント減の51%、当期純利益は前年同期比5.2%増の130億6,800万フィリピンペソ(約284億4,674万円)となった。

事業別の業績も発表しており、携帯通信サービスを含めた無線事業の売上高は前年同期比8.0%増の539億200万フィリピンペソ(約1,173億3,518万円)である。

PLDTの業績報告では無線事業、固定通信事業、その他の事業に分類しており、事業間取引の調整前の合計のうち無線事業は49.6%、固定通信事業は50.4%を占めた。

無線事業と固定通信事業はほぼ同等の規模で、2021年前半はわずかに固定通信事業が無線事業を上回った。

四半期単位では無線事業が固定通信事業を上回ることも少なくない。

無線事業は携帯通信事業が中心となっている。

携帯通信事業はPLDTの完全子会社でフィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるSmart Communicationsが中心に展開している。

2021年6月30日時点の事業データも公表した。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比2.1%増の71,686,129件となった。

基地局数は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式が16,700局、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式が34,700局、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式が4,800局である。

5Gに関する実績も公表しており、5Gに接続した端末数は2021年12月31日時点の252,000台、2021年3月31日時点の376,000台から2021年6月30日時点では520,000に増加した。

また、5Gのデータ通信は2020年第4四半期の294TB、2021年第1四半期の944TBから2021年第2四半期は2,627TBと大幅に増加したことが分かる。

2021年7月1日以降の取り組みとしては、Smart Communicationsが2021年7月6日に米国のAST SpaceMobileと島嶼部や海域を含めてフィリピンで低軌道人工衛星を用いて携帯通信サービスを提供する機会を模索するための覚書を締結した。

なお、AST SpaceMobileの子会社で米国のAST & ScienceにはRakuten Group (楽天グループ)、PLDTにはNTT DOCOMOが資本参加している。

PLDTに対するNTT DOCOMOの持分比率は8.56%となっている。

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