インドネシアのXL Axiata、8月中旬に5Gを商用化
- 2021年08月12日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata Groupの子会社でインドネシアの移動体通信事業者(MNO)であるXL Axiataは2021年8月中旬に第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始することが分かった。
XL Axiataは5Gの商用化に向けて5Gに関する情報を公開しており、2021年8月中旬に5Gを商用化する予定という。
2021年8月中旬時点の5Gの提供エリアも案内している。
西ジャワ州の州都・バンドン市およびデポック市の一部が最初の5Gの提供エリアで、ほかに一部のXL Centerでも5Gを整備する。
インドネシアの首都・ジャカルタ首都特別州の南ジャカルタ市に所在するXL Axiata TowerおよびXL Axiata Towerに併設するXL Center、バンドン市、ジョグジャカルタ特別州の州都・ジョグジャカルタ市、東ジャワ州の州都・スラバヤ市に所在する一部のXL Centerでも2021年8月中旬に5Gの利用が可能となる。
なお、XL Axiata TowerはXL Axiataの本社である。
ポストペイド回線とプリペイド回線の両方で5Gを利用できる。
周波数はサブ6GHz帯の2.1GHz帯および1.8GHz帯を使用する。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、NR Bandは2.1GHz帯がFR1のn1で、1.8GHz帯がFR1のn3である。
2.1GHz帯および1.8GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する既存の周波数で、周波数をLTE方式と動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して2.1GHz帯および1.8GHz帯でNR方式も導入することになった。
また、5Gに対応したスマートフォンも案内している。
まずは中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のPOCO M3 Pro 5Gが5Gに対応する。
ほかに中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X3 Pro、中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)製のvivo V21、Xiaomi Communications製のRedmi Note 10 5Gも5Gに対応する予定である。
これまでに、インドネシアの移動体通信事業者としてはTelekomunikasi SelularおよびIndosatが5Gを商用化した。
そのため、XL Axiataはインドネシアの移動体通信事業者としては3番目に5Gを商用化することになると思われる。
スポンサーリンク