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ソフトバンクが2.1GHz帯で5Gを導入へ、n1に対応した基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

スウェーデンのEricsson製の基地局「ERS D44 B1C」および「ERS D44 B1C s」が2021年8月26日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号はそれぞれ001-A18184と001-A18185である。

申請者はEricssonの日本法人であるEricsson Japanとなっている。

いずれも特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の20に規定する特定無線設備と証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備で、それぞれLTE用基地局等とFDD-5G-NR用基地局に該当する。

そのため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局であることが分かる。

周波数は2.1GHz帯に対応しており、詳細な周波数範囲は2150~2170MHzである。

帯域幅はLTE方式では5MHz幅、10MHz幅、15MHz幅、20MHz幅、NR方式では10MHz幅、15MHz幅、20MHz幅で運用することができる。

2150~2170MHzはSoftBankが割当を受けた下りの周波数であるため、SoftBank向けの2.1GHz帯に対応した基地局と考えられる。

SoftBankは2.1GHz帯で第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式とLTE方式を導入および運用しており、SoftBankが割当を受けた20MHz幅*2のうち5MHz幅*2でW-CDMA方式、15MHz幅*2でLTE方式を運用している。

これまでに、2.1GHz帯ではNR方式を導入していないが、2.1GHz帯のNR方式に対応したSoftBank向けの基地局が工事設計認証を取得したため、SoftBankは2.1GHz帯でNR方式を導入するための準備を進めていると思われる。

BandはW-CDMA方式がBand I、LTE方式がBand 1、NR方式がFR1のn1となる。

なお、SoftBankは2024年1月下旬にW-CDMA方式の運用を終了する予定である。

総務省

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