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フィリピンで携帯電話番号ポータビリティを開始



フィリピンで携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を導入した。

フィリピンでは2021年9月30日に携帯電話番号ポータビリティ法と呼称される共和国法第11202号を施行しており、共和国法第11202号の施行に伴い音声通話を提供するフィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecom、Smart Communications、DITO Telecommunityは2021年9月30日より一斉に携帯電話番号ポータビリティの手続きを受け付けている。

共和国法第11202号では携帯電話番号ポータビリティとして外部移行と内部移行を定義しており、いずれも携帯電話番号の変更が不要であることを保証している。

異なる移動体通信事業者の間で移行する外部移行、同一の移動体通信事業者でポストペイド回線とプリペイド回線もしくは異なるブランドの間で移行する内部移行を定義しているが、一般的には共和国法第11202号における外部移行を携帯電話番号ポータビリティと呼称する。

ポストペイド回線とプリペイド回線および複数のブランドを提供するGlobe TelecomとSmart Communicationsはすでに内部移行に相当する携帯電話番号ポータビリティを提供してきたが、Globe Telecom、Smart Communications、DITO Telecommunityは2021年9月30日から外部移行に相当する携帯電話番号ポータビリティの提供を開始した。

外部移行に相当する携帯電話番号ポータビリティは共和国法第11202号に準拠して実装しており、2021年9月30日からは携帯電話番号を保持した状態で契約する移動体通信事業者を移行することができる。

費用は無料で回数に制限はないが、間隔には制限が設定されており、最後に外部移行を完了してから60日以上が経過している必要がある。

外部移行の申し込みから完了までに24時間から48時間程度を要する場合があり、最大で4時間にわたり音声通話、SMS、データ通信をすべて利用できない中断時間が発生する場合もあるという。

携帯電話番号ポータビリティは日本では2006年10月より導入および運用しており、乗りかえやMNPとして身近な制度となっているが、世界的には携帯電話番号ポータビリティを導入していない国や地域も多い。

世界的には1997年4月にシンガポールで初めて携帯電話番号ポータビリティを導入した。

東南アジアではシンガポールのほかにマレーシア、タイ、ベトナムでも携帯電話番号ポータビリティを導入しており、直近ではベトナムで2018年11月に携帯電話番号ポータビリティの運用を開始している。

そのため、フィリピンは東南アジアで携帯電話番号ポータビリティを導入した5番目の国となった。

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