米T-Mobile USA、7月1日に3Gを終了
- 2021年10月04日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)のT-Mobile USの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは2022年7月1日に第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了すると発表した。
これまで、T-Mobile USAは第2世代移動通信システム(2G)および3Gを順次終了する計画を案内し、第4世代移動通信システム(4G)または第5世代移動通信システム(5G)への移行を促進してきたが、2Gおよび3Gを終了する具体的な日程までは公表していなかった。
ようやく3Gを終了する具体的な日程を公表しており、2022年7月1日をもって3Gの提供を終了することになった。
ただ、2Gを終了する具体的な日程は依然として公表しておらず、改めて案内する予定という。
T-Mobile USAは2GとしてGSM方式を導入し、3GとしてW-CDMA方式を導入しているが、GSM方式より早くにW-CDMA方式を停波することになる。
旧世代の技術を廃止することで、設備投資や周波数を新世代の技術で活用できるため、技術の高度化およびネットワークの強化に資すると説明している。
また、2Gおよび3Gの加入者に対しては人口カバー率が99%に達する4Gまたは高速通信を実現できる5Gに移行するよう求めている。
T-Mobile USAは同社の完全子会社で米国の移動体通信事業者であるSprintの停波に関する計画も案内しており、すでに5Gの運用は終了したほか、2022年1月1日には3Gの運用を終了し、2022年6月30日には4Gの運用も終了する予定である。
なお、Sprintは5GとしてNR方式を導入したほか、3GとしてCDMA2000方式を運用し、4GとしてLTE方式を運用している。
SprintはLTE方式の運用を終了する2022年6月30日をもって移動体通信事業者として展開する携帯通信事業を終了することになる。
T-Mobile USは携帯通信事業をT-Mobile USAに集中する計画を発表しており、Sprintが所有する周波数などはT-Mobile USAで活用する計画である。
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