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ソフトバンクがサブ6の5Gを高速化、iPhone 13シリーズの5G通信速度も掲載



SoftBankはサブ6GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の通信速度を高速化したことが分かった。

これまで、SoftBankでミリ波(mmWave)の5Gに対応していないスマートフォンでは5Gの通信速度が下り最大2.4Gbps/上り最大110Mbpsであるため、サブ6GHz帯の5Gは通信速度が下り最大2.4Gbps/上り最大110Mbpsとなっていた。

ただ、2021年10月28日に販売を開始した米国(アメリカ)のGoogle製のPixel 6では5Gの通信速度が下り最大2.7Gbps/上り最大159Mbpsと案内している。

SoftBankが取り扱う日本向けのPixel 6はミリ波の5Gに対応していないため、下り最大2.7Gbps/上り最大159Mbpsはサブ6GHz帯の5Gで実現することが分かる。

したがって、SoftBankはサブ6GHz帯の5Gで通信速度を下り最大2.4Gbps/上り最大110Mbpsから下り最大2.7Gbps/上り最大159Mbpsに高速化したことになる。

下り最大2.7Gbpsは埼玉県春日部市牛島の一部、上り最大159Mbpsは東名阪の一部で提供している。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成とNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成を導入しているが、スマートフォンではNSA構成を利用できる。

NSA構成はOption 3で運用しており、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してLTE方式とNR方式で同時通信する仕様となるため、表記の通信速度は同時通信時の技術規格上の理論値であることに留意しておきたい。

また、SoftBankは2021年9月24日に販売を開始した米国のApple製のiPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 miniの通信速度も掲載しており、いずれもSoftBankの5Gでは通信速度が下り最大2.4Gbps/上り最大159Mbpsになるという。

SoftBankが取り扱う日本向けのiPhone 13シリーズの4機種はミリ波の5Gに対応しておらず、サブ6GHz帯の5GHzを利用できる。

下り最大2.4Gbpsのエリアは千葉県柏市増尾の一部となっている。

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