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サムスン電子が2021年Q3の業績を発表、基地局事業は日米韓で拡大



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2021年第3四半期の業績を発表した。

2021年9月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第3四半期の連結売上高は前年同期比10.5%増の73兆9,800億韓国ウォン(約7兆1,850億円)、当期純利益は前年同期比31.3%増の12兆2,900億韓国ウォン(約1兆1,935億円)となった。

業績の発表に伴い部門および事業別の業績も公表している。

スマートフォンをはじめとする携帯端末に関する事業および無線装置をはじめとする基地局に関する事業を行うIT&Mobile Communications (IM)部門の2021年第3四半期の業績が判明した。

IT&Mobile Communications部門の売上高は前年同期比6.8%減の28兆4,200億韓国ウォン(約2兆7,601億円)、営業利益は前年同期比24.5%減の3兆3,600億韓国ウォン(約3,263億円)となった。

全体のうちIT&Mobile Communications部門は40%に近い38.4%に達しており、業績報告の部門区分を基準として2番目の規模を有する部門となっている。

また、IT&Mobile Communications部門のうち携帯端末に関する事業を無線事業、基地局に関する事業をネットワーク事業として運営しており、無線事業の2021年第3四半期の業績も案内している。

無線事業の売上高は前年同期比8.3%減の27兆3,400億韓国ウォン(約2兆6,552億円)で、IT&Mobile Communications部門の96.2%、全体の37.0%を占めている。

IT&Mobile Communications部門の大半が無線事業で、ネットワーク事業は小規模にとどまる。

ネットワーク事業の詳細な業績は個別に案内していないが、前年同期比で堅調に成長した模様である。

2021年第3四半期は折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンの販売が好調であるが、2021年第2四半期と同様にスマートフォン向け部品の供給不足が継続しており、部品の供給不足が無線事業の業績に影響を与えた。

ネットワーク事業では韓国で第5世代移動通信システム(5G)の整備の拡大に対して着実に対応したほか、日本および北米で事業規模を拡大したという。

北米では米国(アメリカ)およびカナダの移動体通信事業者(MNO)に5Gの基地局を納入しているが、カナダでは小規模にとどまるため、2021年第3四半期は主に日米韓でネットワーク事業を拡大したと考えられる。

2022年の展望にも言及しており、無線事業では一般的なフォームファクタのフラッグシップのスマートフォンおよびフォルダブルスマートフォンの販売を拡大し、プレミアムなラインナップを強化する。

プレミアムなラインナップを強化する一方で、中低価格帯の5Gに対応したスマートフォンの販売の拡大にも取り組むという。

ネットワーク事業は日本、南西アジア、欧州(ヨーロッパ)、北米を中心として国際展開の拡大を推進する計画である。

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