未発表のシャープ製スマホ2機種がFCC通過
- 2021年11月13日
- Android関連
SHARP製のスマートフォン「HRO00303」および「HRO00304」が2021年11月12日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはそれぞれAPYHRO00303およびAPYHRO00304である。
モバイルネットワークはそれぞれLTE (FDD) B2/B5/B7/B12/B17, LTE (TDD) B38, W-CDMA V, GSM 850/1900およびLTE (FDD) B2/B5/B7, LTE (TDD) B38, W-CDMA II/V, GSM 850/1900で認証を受けている。
また、いずれもBluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
HRO00303およびHRO00304は未発表端末のメーカー型番である。
日本向けのスマートフォンと思われるが、詳細は判明していない。
ただ、IEEE 802.11axには非対応となるため、ハイエンドのスマートフォンではないと考えられる。
FCCで公開された資料にはHRO00303が基本機種で、HRO00304が派生機種となり、主な違いは周波数と記載されているため、異なる移動体通信事業者(MNO)向けに納入すると思われる。
FCC IDが異なる2種類のハードウェアを用意し、2種類以上の型番が存在することになる。
なお、A102SHおよびSH-RM18、SHG05およびSH-RM19が共通のFCC IDであるように、1のFCC IDで複数の型番が存在する場合があるため、FCC IDが2種類でも型番が2種類とは限らない。
米国の政府機関であるFCCでは米国で利用できる周波数に限り認証を実施するため、日本向けのスマートフォンの場合は米国における国際ローミングで利用できる周波数で認証を受ける。
そのため、FCCでは日米両国で利用できる周波数を除いて日本で利用できる周波数では認証を受けないことに留意しておきたい。
これまでに、SHARP製のスマートフォンとしてはA102SHとA105SH、SH-RM19とSH-M22が発表されており、型番規則から未発表の型番としてA103SHおよびA104SH、SH-M20またはSH-RM20およびSH-M21またはSH-RM21も存在すると推測できる。
2021年第4四半期から2022年第1四半期までに正式に発表すると思われる。
スポンサーリンク