ソニーがNURO Wireless 5Gのプレサービスを開始、大阪府茨木市などで
- 2021年11月30日
- Local 5G
Sony Groupの完全子会社であるSony Wireless CommunicationsはNURO Wireless 5Gのプレサービスの提供を開始したことを発表した。
NURO Wireless 5Gの概要に関しては2021年11月29日付けで発表したが、プレサービスは2021年10月1日より提供を開始しているという。
ローカル5Gを利用しており、周波数はサブ6GHz帯の4.7GHz帯を使用する。
詳細な周波数範囲は4800~4900MHzで、帯域幅は100MHz幅となる。
無線方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式で、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は単独で動作するスタンドアローン(SA)構成である。
2022年春頃に商用化する予定であるが、2021年10月1日より先行してSony Wireless Communicationsが選定した一部のエリアおよび利用者に限定して無償でプレサービスを提供している。
プレサービスのエリアは東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府の一部となっている。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、Sony Wireless Communicationsは2021年9月29日にローカル5Gの周波数で4局の基地局の無線局免許を取得している。
周波数は4800~4900MHz、無線局の目的は電気通信業務用、無線局の種別は基地局、都道府県はそれぞれ東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府であるため、Sony Wireless Communicationsが発表した内容と一致する。
詳細な送受信所は東京都板橋区、神奈川県横浜市青葉区、埼玉県狭山市、大阪府茨木市となるため、プレサービスは板橋区、横浜市青葉区、狭山市、茨木市の一部で提供を開始したと考えられる。
NURO Wireless 5Gの利用料金は未定で、詳細な商用化の日程も公表していない。
詳細に関しては2022年春頃に改めて案内すると思われる。
なお、Sony Wireless Communicationsはローカル5Gサービスの提供を目的として2020年10月16日にSony Groupの完全子会社として設立しており、ローカル5G事業はソニーのローカル5Gサービスとして展開する。
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