ベルギーのTelenetが12月6日に5Gを商用化

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ベルギーの移動体通信事業者(MNO)であるTelenet Groupは2021年12月6日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。

2021年12月6日に5Gの提供を開始する予定である。

まずは5種類の料金プランを対象として5Gを提供し、対象の料金プランでは5Gの利用に追加料金は発生しない。

その他の料金プランでは2022年春以降に5Gの提供を開始する。

2021年12月6日の時点ではフラームス・ブラバント州の州都・ルーヴェン市、アントウェルペン(アントワープ)州の州都・アントウェルペン(アントワープ)市、沿岸部周辺地域が5Gの提供エリアとなる。

5Gの無線方式はNR方式を採用している。

初期は2020年夏に暫定的な措置として割当を受けた周波数を使用すると明確化しているため、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用する。

周波数範囲および帯域幅は3600～3640MHzの40MHz幅で、NR BandはFR1のn78である。

ベルギーでは同国の政府機関で電気通信分野などの規制を担当するベルギー郵便電気通信庁(Belgian Institute for Postal Services and Telecommunications：BIPT)が2022年第2四半期にに周波数オークションを開催して5G向け周波数を正式に割当する予定であるが、5Gの早期展開を目的に暫定的な措置として2020年7月14日付けで3.5GHz帯を割当することになった。

暫定的に割当した5G向け周波数は商用の5Gで使用することが前提で、正式に割当する5G向け周波数の有効期間が開始するまで使用できる。

また、特定の場所ではカバレッジの確保を目的として第4世代移動通信システム(4G)で使用する周波数を5Gでも使用する計画を案内している。

4Gの無線方式はLTE方式を導入しており、周波数および帯域幅は800MHz帯の10MHz幅*2、1.8GHz帯の20MHz幅*2、2.6GHz帯の15MHz幅*2を使用し、LTE Bandは800MHz帯がBand 20、1.8GHz帯がBand 3、2.6GHz帯がBand 7に該当する。

帯域幅や対応した端末の普及度などを考慮すると、動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を適用して1.8GHz帯でNR方式も導入し、NR BandはFR1のn3として運用すると思われる。

5Gの通信速度は一部の料金プランでは最大150Mbpsが上限に設定されているが、下りの通信速度は4Gの約5倍で1Gbpsに達するという。

無線アクセスネットワーク(RAN)はスウェーデンのEricssonを採用している。