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成田国際空港、ローカル5Gの無線局免許を取得



Narita International Airport Corporation (成田国際空港株式会社:NAA)はローカル5Gの無線局免許を取得したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページを参照すると、Narita International Airport Corporationは2022年6月1日付けで総務省よりローカル5Gの無線局免許を取得した事実を確認できる。

ローカル5Gの無線局免許は3局を取得している。

いずれも無線局の種別は基地局、無線局の目的は一般業務用、運用許容時間は常時、送受信所は千葉県成田市である。

周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の4.7GHz帯で、周波数範囲は4800~4900MHzの100MHz幅を使用し、出力は10Wとなっている。

ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できる。

NR BandはFR1のn79として運用することになる。

Narita International Airport Corporationはアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式の無線局免許は取得していない。

ローカル5Gの制度上は他社が運用するLTE方式をアンカーバンドに使用できるが、シンプルにNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成のOption 2で運用すると思われる。

Narita International Airport Corporationは成田市に所在する成田国際空港(NRT)の運営が主要事業である。

なお、空港施設の運営会社と成田市に所在する空港施設を明確化する目的で、空港施設の運営会社はNarita International Airport Corporation、成田市に所在する空港施設は成田国際空港と表記する。

これまでに、Narita International Airport Corporationはローカル5Gを活用した取り組みを展開している。

成田国際空港の制限区域内でローカル5Gなどを活用した制限区域内における遠隔監視型自動走行バスの実証実験を日本国内の空港では初めて実施し、複数の車載カメラ映像を用いた遠隔監視などのための通信回線のひとつとしてローカル5Gを活用した。

実証実験の期間は2022年2月14日から2022年2月28日まで、ローカル5Gの構築や技術検証などはNippon Telegraph and Telephone East Corporation (東日本電信電話:NTT東日本)が担当していた。

Narita International Airport Corporationはローカル5Gの無線局免許を取得してローカル5Gの免許人となることで、成田国際空港におけるローカル5Gを活用した取り組みを本格化すると思われる。

総務省

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