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iPhoneが最も高い国はトルコに、iPhone 14シリーズは最高で約45万円



米国(アメリカ)のAppleが発表したiPhone 14シリーズのスマートフォンはトルコが最高額となることが分かった。

AppleはiPhone 14シリーズの発表に伴い公式ウェブサイトを通じて世界各地でiPhone 14シリーズの価格を掲載している。

iPhone 14シリーズで最上位となるiPhone 14 Pro Maxの内蔵ストレージの容量が1TBのモデルで税込の邦貨換算額を比較すると、トルコが57,199トルコリラ(約449,000円)で最高額となる。

トルコの次はブラジルの15,499ブラジルレアル(約430,000円)である。

なお、日本ではAppleの公式ウェブサイトでは239,800円(税込)に設定されている。

先代のiPhone 13シリーズで最上位となるiPhone 13 Pro Maxの内蔵ストレージの容量が1TBのモデルは発売時点でブラジルでは15,499ブラジルレアル、トルコでは22,999トルコリラ(約181,000円)であるため、ブラジルが最高額となっていた。

しかし、トルコでは通貨安を受けて発売後に28,999トルコリラ(約228,000円)、41,799トルコリラ(約328,000円)と2度の値上げを実施した。

トルコで値上げ後もブラジルがトルコを上回っていたが、iPhone 14 Pro Maxはブラジルでは先代機種から価格を据え置き、トルコでは価格をさらに引き上げたため、トルコがブラジルを上回ることになった。

長年、ブラジルは専門家でも完璧な理解が困難なほどの複雑な課税制度と高い税率が影響し、iPhoneが最も高い国として知られてきた。

ブラジルでは国内製造業の保護の目的で輸入品に対する税率が高いため、AppleはブラジルでiPhoneの製造を開始するなど価格の上昇を抑制するための取り組みも講じている。

一方、トルコも複雑な課税制度と高い税率が影響しているが、2020年には国内製造業の保護を目的として輸入品に対する課税制度を見直したほか、iPhone 13シリーズでは2度の値上げが必要となるほど通貨安が進行するなど、複数の要因が重なって大幅な価格の上昇を余儀なくされた。

参考までに、トルコでは課税価格に1%の文化観光省税を課税後の金額に10%のTRT税を課税後の金額に50%の特別消費税を課税後の金額に18%の付加価値税を課税するため、最終消費者に対する販売価格が高額となる。

米国の税別価格である1,599米ドル(約229,000円)に上記の税率で課税すると、ほぼトルコの販売価格と等しい約3,144米ドル(約450,000円)となることが分かる。

TRT税はトルコのTurkish Radio and Television (トルコ国営放送:TRT)を視聴できる完成品が課税対象となっている。

ブラジルでは価格の上昇を抑える取り組みが行われているが、トルコでは近年に価格が上昇する要因となる複数の事象が発生している。

結果としてトルコはブラジルが長年維持したiPhoneが最も高い国の称号を得ることになった。

Apple

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