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W杯の開会式で36TBのモバイルデータ通信を記録、カタールのOoredooが公表



カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooは2022年11月20日に開幕したFIFAワールドカップ・カタール大会2022の開会式で世界級の携帯通信網を提供したと発表した。

2022年11月20日にはカタールのアル・ホール市に所在するアル・ベイト・スタジアムで開会式と第1試合のカタール対エクアドルを続けて開催しており、Ooredooは開会式の開始数時間前から試合終了までの携帯通信網の利用状況を公表している。

データ通信量は36TBで、音声通話は62万件に達したという。

音声通話の成功率は99.8%で、第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式で音声通話を行うVoLTE (Voice over LTE)の失敗率は0.12%である。

アル・ベイト・スタジアムでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式を整備しており、下りの通信速度は最高で2Gbpsを記録した。

最も人気のアプリケーションはSnapchatで、それにInstagramとWhatsAppが続いたという。

カタール国有の移動体通信事業者であるOoredooはFIFAワールドカップ・カタール大会2022で公式中東およびアフリカ電気通信事業者を務めている。

そのため、アル・ベイト・スタジアムを含めたFIFAワールドカップ・カタール大会2022の試合を開催する8か所すべてのスタジアムでNR方式を整備している。

FIFAワールドカップ・カタール大会2022を世界初の5GによるFIFAワールドカップと位置付けており、FIFAワールドカップ・カタール大会2022で通信環境を整備するために何年も準備と技術に対する投資を重ねてきた。

FIFAワールドカップ・カタール大会2022の開催期間はオペレーションセンターに100人超の専門家と人工知能(AI)を活用したソリューションを配備するとともに、スタジアムとその周辺地域では技術陣を派遣して対応しているという。

なお、カタール対エクアドルの観客数は公式記録では67,372人で、報道、運営、競技などの関係者を含めると68,000人程度がアル・ベイト・スタジアムに訪問していたと推測できる。

カタールの移動体通信事業者としてはOoredooのほかにVodafone Qatarも存在する。

加入件数を基準として2021年12月末時点の占有率はOoredooが59.6%、Vodafone Qatarが40.4%である。

国際的な大会であるため、国際ローミングの利用も多いと推測できるが、観客の60%前後がOoredoo、40%前後がVodafone Qatarを利用したと思われる。

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