マレーシアの携帯大手CelcomとDigiの合併が完了、DigiはCelcom Digiに
- 2022年12月03日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata GroupおよびノルウェーのTelenorの完全子会社でアジア事業を統括するシンガポールのTelenor Asiaはマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるCelcom AxiataおよびマレーシアのDigiの合併が完了したと発表した。
2022年11月30日を効力発生日としてCelcom AxiataとDigiの合併を完了したという。
Celcom AxiataとDigiの合併の完了に伴いDigiの社名はCelcom Digiに変更している。
Celcom Axiataはマレーシアにおける携帯通信事業を主力事業とする。
合併前のDigiもマレーシアにおける携帯通信事業を主力事業としており、携帯通信事業は完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるDigi Telecommunicationsが事業会社となる。
Celcom AxiataおよびDigiは同業で、マレーシアの携帯通信市場では大手として存在感を示しており、大手の2社が合併したことになる。
Axiata GroupはCelcom Axiataを、TelenorはDigiを連結子会社として位置付けていた。
Axiata GroupはCelcom Axiataの株式の100%をDigiに譲渡し、Digiの株式の33.1%を取得することで合併を実行した。
Celcom Digiに対する持分比率はAxiata GroupおよびTelenorともに33.1%ずつである。
そのため、Axiata GroupはCelcom Axiataを、TelenorはCelcom Digiを連結対象から除外している。
合併後はCelcom AxiataとDigi TelecommunicationsともにCelcom Digiの完全子会社として存在しており、いずれもCelcom Digiの連結対象となっている。
Celcom Digiは2社の移動体通信事業者を所有することになるが、将来的には携帯通信網や事業会社の統合を図ると思われる。
マレーシアでは加入件数を基準に最大規模の通信事業者グループとなる。
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