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サムスン電子製のNTTドコモ向けミリ波5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明や工事設計認証などを受けた機器の情報を更新した。

NTT DOCOMOがTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて2022年12月27日付けで基地局「BS3201形BDEEX(F)BS4001形280L2SRU(SS)-28G基地局装置」および「BS3201形BDEEX(N)BS4001形280L2SRU(SS)-28G基地局装置」の工事設計認証を取得したことが分かった。

いずれも特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の31に規定する特定無線設備で、TD-5G-NR(準ミリ波帯)用基地局に該当する。

申請者がNTT DOCOMOであるため、NTT DOCOMOの第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局となる。

機器名称から無線装置のベンダは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と判断できる。

周波数は準ミリ波帯の28GHz帯に対応している。

28GHz帯は準ミリ波帯であるが、携帯通信分野ではミリ波(mmWave)の周波数に含めることが一般的である。

帯域幅は1搬送波あたり100MHz幅の搬送波を4搬送波で運用できるため、合計で400MHz幅となる。

NR BandはFR2のn257として運用する。

スモールセル向けの小型低出力張出し装置(low power Small Radio Unit:SRU)となるため、低出力で運用が可能である。

これまで、Samsung ElectronicsはNTT DOCOMO向けにサブ6GHz帯(Sub6)の周波数に対応した5Gの基地局を納入してきた。

ミリ波の周波数に対応した5Gの基地局もNTT DOCOMOに納入することが決定しており、工事設計認証を取得した。

工事設計認証の取得を完了したため、商用環境で順次展開すると思われる。

総務省

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