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京都市でUQコミュニケーションズのn41を確認



KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsが整備する第5世代移動通信システム(5G)を京都府京都市内で確認した。

UQ Communicationsは広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数として2.5GHz帯の割当を受けている。

2.5GHz帯では事実上の第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式を導入しているが、一部の帯域では5Gの無線方式であるNR方式を順次導入することになった。

UQ Communicationsが割当を受けた2.5GHz帯の帯域幅は50MHz幅である。

事実上のLTE方式を10MHz幅、20MHz幅、20MHz幅の3搬送波で運用している。

しかし、NR方式を導入する地域では10MHz幅と20MHz幅の2搬送波で事実上のLTE方式を停波してNR方式に切り替える。

NR方式はNR BandがFR1のn41で、30MHz幅の1搬送波として運用しており、20MHz幅の1搬送波で事実上のLTE方式を維持する。

近畿地方では2023年1月下旬までに大阪府大阪市、2023年2月上旬までに京都市および兵庫県神戸市でn41の運用を開始した。

京都市では実際にn41を30MHz幅で運用していることを確認できた。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xである。

アンカーバンドとして動作するLTE方式に常時接続が必須で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してLTE方式とNR方式で同時通信する。

少なくともKDDIのB1およびB3がアンカーバンドとして動作したため、異なる免許人のLTE方式とNR方式でEN-DCを実装したことになる。

通信速度の理論値は下り最大710Mbps前後、上り最大118Mbps前後と思われ、実測値はn41の基地局付近で下りが300Mbps弱、上りが40Mbps弱を記録した。

UQ Communicationsは近畿地方では京都府、大阪府、兵庫県からn41を順次導入する計画である。

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