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ソニーのNURO Wireless 5G向け新型基地局が技適通過、サブ6とミリ波に対応



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。

Sony Wireless Communications製の基地局「WAS-SW2000」が2023年2月15日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。

工事設計認証番号は003-220359である。

特定無線設備の種別はTD-5G-NR(Sub6帯)用基地局、TD-5G-NR(準ミリ波帯)用基地局、5GHz帯小電力データ通信システムで工事設計認証を受けている。

第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式および無線LANに対応した基地局であることが分かる。

NR方式の周波数範囲と帯域幅は4800~4900MHzの100MHz幅、28200~28400MHzの200MHz幅、28400~28600MHzの200MHz幅で動作する。

NR Bandは4800~4900MHzがFR1のn79、28200~28600MHzがFR2のn257となる。

サブ6GHz帯(Sub6)のn79に加えて、携帯通信業界では一般的にミリ波(mmWave)に含めることが多い準ミリ波帯のn257にも対応しており、1搬送波あたりの帯域幅はn79が100MHz幅で、n257が200MHz幅で運用できる。

なお、無線LANは5GHz帯に対応している。

n79およびn257ともに総務省がローカル5G向けに割当した周波数で動作するため、ローカル5G向けの基地局と考えられる。

Sony Wireless CommunicationsはNURO Wireless 5Gとしてローカル5Gを商用化した。

これまで、NURO Wireless 5Gでは基地局としてWAS-SW1000を使用しているが、機器名称からWAS-SW2000はWAS-SW1000の後継製品になると思われる。

NURO Wireless 5Gの新型基地局はサブ6GHz帯とミリ波のローカル5Gに対応することになる。

総務省

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