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NTTドコモが台湾撤退、遠傳電信の株式を売却



NTT DOCOMOは台湾の移動体通信事業者(MNO)であるFar EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)の株式を売却したことが分かった。

NTT DOCOMOはFar EasTone Telecommunicationsが発行した株式総数の4.71%二相当する154,543,573株を保有していたが、Far EasTone Telecommunicationsが公開する情報によると、2023年3月8日付けで持分の全部を売却したという。

1株あたり65.28新台湾ドル(約298円)で台湾のAsia Cement Corporation (亞洲水泥)に売却しており、総額は100億2,332万4,445新台湾ドル(約457億636万円)となる。

Asia Cement CorporationはFar EasTone Telecommunicationsの株式の0.95%を保有していたため、NTT DOCOMOの持分の全部を承継後の持分比率は6.56%に上昇している。

NTT DOCOMOは2001年2月1日に台湾の移動体通信事業者として存在したKG Telecommunications (和信電訊)に出資して台湾の携帯通信分野に参入したが、Far EasTone TelecommunicationsがKG Telecommunicationsを買収することになった。

Far EasTone Telecommunicationsが提案したKG Telecommunicationsの完全子会社化には2003年10月7日付けで同意しており、台湾ではFar EasTone Telecommunicationsと第3世代移動通信システム(3G)およびiモードの展開で相互協力することで合意した。

2004年1月1日にFar EasTone TelecommunicationsがKG Telecommunicationsの完全子会社化を完了すると同時に、NTT DOCOMOはFar EasTone Telecommunicationsの株式を取得していた。

なお、2010年1月1日にはFar EasTone Telecommunicationsを存続会社、KG Telecommunicationsを消滅会社とする吸収合併を実行したため、KG Telecommunicationsは解散している。

NTT DOCOMOは台湾の携帯通信分野で22年以上も事業を展開していたが、Far EasTone Telecommunicationsと資本関係を解消したことで台湾の携帯通信分野から撤退したことになる。

国際ローミングなどではFar EasTone Telecommunicationsと連携を継続すると思われる。

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