KDDIグループとソフトバンクの2GHz帯に対応した5G基地局が技適通過
- 2023年10月19日
- KDDI-総合, SoftBank-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
スウェーデンのEricsson製の基地局「ERS 2271 B1」が2023年9月14日付けでTELECOM ENGINEERING CENTER (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の20に規定する特定無線設備と証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備である。
それぞれLTE用基地局等とFDD-5G-NR基地局に該当する。
第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の基地局と分かる。
型式からEricsson Radio Systemの製品で、基地局を構成する無線装置と考えられる。
周波数は2GHz帯に対応しており、周波数範囲は2110~2130MHzおよび2150~2170MHzである。
帯域幅は5MHz幅、10MHz幅、15MHz幅、20MHz幅で動作する。
バンド番号はLTE方式がBand 1、NR方式がFR1のn1として運用することになる。
2110~2130MHzはKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)が地域ごとに連携する1の者として、2150~2170MHzはSoftBank Corp.が割当を受けた周波数となっている。
そのため、、KDDI、Okinawa Cellular Telephone Company、SoftBank Corp.の2GHz帯に対応した5Gの基地局となる。
KDDIおよびSoftBank Corp.は一部の地域で5Gの共同整備を行う。
共同整備した5Gの基地局では一部の周波数を除いてマルチオペレータ無線アクセスネットワーク(MORAN)の形式で基地局を構成する無線装置およびアンテナを共有する。
KDDIおよびSoftBank Corp.で共有することを想定して両社の周波数に対応したと考えられる。
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