CK HutchisonとEQTがイタリアで新会社を設立、Wind Treの基地局などを移管
- 2023年11月21日
- 海外携帯電話
香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)の完全子会社で香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Group Telecom HoldingsはスウェーデンのEQTが主導するEQT Infrastructure VIファンドとイタリアで通信事業に関する新会社を設立すると発表した。
イタリアではCK Hutchison Group Telecom Holdingsの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるWind Treが所有する大半のアクティブな電気通信用の通信設備と携帯通信事業および固定通信事業を新会社に移管する。
Wind Treは新会社から卸携帯通信サービスおよび卸固定通信サービスの提供を受け、通信サービスの小売に集中する計画である。
新会社に対する持分比率はEQT Infrastructure VIファンドが60%、CK Hutchison Group Telecom Holdingsが40%となる。
新会社の企業価値は34億ユーロ(約5,519億5,600万円)と案内している。
取締役はEQTとCK Hutchison Group Telecom Holdingsがそれぞれ2名ずつ任命するほか、複数の独立した取締役を迎える。
Wind Treの主力事業は携帯通信事業である。
新会社に移管するアクティブな電気通信用の通信設備には携帯通信用の基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)が含まれる。
一部の郊外では異なる会社がRANを管理するため、異なる会社が管理するRANを除いたRANを新会社に移管することになる。
通信設備と事業の移管に係る正式な契約は2024年2月12日までに締結できるよう調整を進める計画である。
新会社の詳細は改めて発表すると思われる。
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