イタリアのWind TreとIliad Italiaが合弁会社を設立、郊外で5G共同整備

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香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)の完全子会社でイタリアの移動体通信事業者(MNO)であるWind TreおよびフランスのIliadの完全子会社でイタリアの移動体通信事業者であるIliad Italiaはイタリアで合弁会社を設立した。

イタリアの人口が少ない地域で携帯通信網を共同で整備および管理する目的で合弁会社を設立したと案内している。

合弁会社の社名はZefiro Netである。

合弁会社に対する持分比率はWind Treが50%、Iliad Italiaも50%となっている。

これまで、イタリアの人口が少ない地域でもWind TreとIliad Italiaはそれぞれ携帯通信網を整備および管理していたが、設備投資の効率化に向けて共同で携帯通信網を整備および管理することになった。

携帯通信サービスを提供するための通信設備の所有権と技術管理権を新会社に移管した。

移管に関してはイタリアで電気通信分野の規制を司る通信規制庁(Communications Regulatory Authority)の認可を受けている。

イタリアの人口の約28.6%が居住する地域の通信設備が対象となっている。

共同で携帯通信網を整備することで、第5世代移動通信システム(5Gを)を含めた携帯通信網のカバレッジの拡大を加速するとともに、イタリアの人口が少ない地域でも高速通信を提供できると説明している。

なお、CK Hutchison Holdingsは完全子会社で香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Group Telecom Holdingsを通じてWind Treを所有する。

Iliad Italiaは2018年5月29日に移動体通信事業者として商用化しており、加入件数は2022年12月31日時点で956万件となっている。