国際版のSamsung Galaxy S24+がFCC通過、ミリ波5Gは非対応

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韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SM-S926B/DS」が2023年11月29日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証を通過した。

FCC IDはA3LSMS926Bである。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n2/n5/n25/n66, NR (FR1, TDD) n41/n77, LTE (FDD) B2/B4/B5/B12/B13/ B17/B25/B26/B66, LTE (TDD) B41, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(Ultra Wideband：UWB)、NFC、無線給電の周波数でも通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用できる。

SM-S926B/DSは未発表端末の型番である。

連邦通信委員会の認証では通信方式と対応周波数を公開しており、NR (FR1, FDD) n1/n2/n3/n5/ n7/n8/n12/n20/ n25/n26/n28/n66, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/n77/n78, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/B5/ B7/B8/B12/B13/ B17/B18/B19/B20/ B25/B26/B28/B66, LTE (TDD) B38/B39/B40/B41, W-CDMA I/II/IV/V/VIII, GSM 850/900/1800/1900を利用できる。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心に定義したFR1のNR Bandを実装しており、ミリ波(mmWave)の周波数を中心に定義したFR2-1のNR Bandは実装していない。

Samsung Electronicsの型番規則からSamsung Galaxy S23+の後継機種と考えられるため、Samsung Galaxy S24+として製品化する見込みである。

型番にDSを付しているため、デュアルSIMに対応するが、ハードウェアが電気的に共通のバリエーションとしてシングルSIMのSM-S926Bも存在する。

DSを除く型番の末尾がBの場合はROW版となる。

ROW版はrest of worldに由来しており、専用の型番を用意する特定の国と地域もしくは通信事業者を除くその他の国と地域もしくは通信事業者で販売を行う。

専用の型番を用意する特定の国と地域もしくは通信事業者は多くないため、ROW版は世界各地で広範に販売する事実上の国際版に相当する。

連邦通信委員会