オープンRANを導入した英領バミューダのParadise Mobileが試験サービス、1年無料も
- 2023年12月11日
- 海外携帯電話
英領バミューダのParadise Mobileはパブリックベータとして携帯通信サービスの提供を開始した。
パブリックベータは移動体通信事業者(MNO)として提供する試験的な携帯通信サービスで、2023年12月1日より提供している。
料金プランは1種類で、月額料金は99バミューダドル(約14,000円)である。
月間データ通信容量および英領バミューダ域内の音声通話は無制限となっている。
パブリックベータの時点では国際ローミングには対応していない。
2023年12月1日から2023年12月7日までに申し込むと1年間は無料で携帯通信サービスを利用できる。
Paradise Mobileは移動体通信事業者として商用化するために携帯通信網の整備を進めている。
無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を採用する。
周波数は700MHz帯、1.7GHz帯、3.5GHz帯の割当を受けている。
オープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)を導入しており、基地局を構成する無線装置および制御装置はオープンRANの標準仕様の策定を推進する標準化団体であるO-RAN ALLIANCEで策定したO-RANフロントホール仕様に準拠する。
無線装置は米国(アメリカ)のMavenir Systemsから調達しており、Mavenir Systemsはシステムインテグレータとしても機能している。
米国のAppleが展開するiPhone 13以降のiPhoneでOSのバージョンがiOS 17以降の場合に5Gを利用できる。
Paradise Mobileでは携帯端末を取り扱わないため、英領バミューダでApple製品を正規に取り扱う英領バミューダのA. F. Smith Tradingで調達するよう求めている。
英領バミューダでは既存の移動体通信事業者は2社であるため、第3の移動体通信事業者として新規参入することになる。
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