KDDIと三菱商事、ローソンを共同経営へ
- 2024年02月06日
- KDDI-総合
KDDIはMitsubishi Corporation (三菱商事)とLawsonを共同経営することを発表した。
KDDI、Mitsubishi Corporation、Lawsonはリアル、デジタル、グリーンを融合した新たな生活者価値創出に向けた資本業務提携契約を締結したと開示している。
KDDIとMitsubishi Corporationは公開買付かなどによるLawsonの非公開化に関する取引にも合意しており、KDDIはLawsonに対する公開買付けの実施を予定しているという。
公開買付けの完了後はKDDIとMitsubishi CorporationがそれぞれLawsonの議決権の50%を保有するため、KDDIとMitsubishi CorporationはLawsonに対して折半出資するとともに、Lawsonを共同経営することになる。
なお、Lawsonはコンビニエンスストアのローソンのフランチャイズチェーン展開を主要事業とする。
2023年2月末時点で日本国内の総店舗数は14,631店である。
公開買付け開始前のLawsonの株主構成はMitsubishi Corporationが50.1%、KDDIが2.1%、その他の株主が47.8%となっている。
公開買付け完了後のLawsonの株主構成はKDDIが50%、Mitsubishi Corporationも50%となる。
2024年4月頃に公開買付けを開始する予定で、スクイーズアウト手続の完了および資本業務提携の開始日は2024年9月頃となる予定である。
資本業務提携に伴いリアル領域、デジタル領域、グリーン領域で協力を推進する。
リアル領域ではKDDIが展開するau Styleやauショップでローソンの商品およびサービスの取り扱い、ローソンの店舗でKDDIの商品およびサービスの取り扱いなどを検討している。
デジタル領域ではKDDIおよびローソンの利用者向けサービスの開発や提供によるローソンの店舗への送客、KDDIのデジタルトランスフォーメーションに係る知見や技術の提供によるローソンの店舗運営の最適化が検討事項に含まれる。
グリーン領域ではローソンにおける二酸化炭素の排出量の削減、サーキュラーエコノミー事業の推進、プラスチックの使用量の削減などに取り組む計画である。
スポンサーリンク