米自治領プエルトリコのClaro Puerto Ricoがミリ波5Gを導入
- 2024年02月26日
- 海外携帯電話
米自治領プエルトリコの移動体通信事業者(MNO)でClaroとして携帯通信事業を行うPuerto Rico Telephone Companyは第5世代移動通信システム(5G)の買う台および高度化を発表した。
Puerto Rico Telephone Companyは5Gのカバレッジの拡大を進めており、77の自治体で5Gを整備したという。
5Gの人口カバー率は94%に達している。
5Gの高度化にも努めており、新たにミリ波(mmWave)の周波数を用いた5Gを導入した。
当初はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数で5Gを整備してきたが、ミリ波の周波数でも5Gを整備しており、高速で安定した通信を実現するという。
主に競技場など高トラヒックなスポットでミリ波の5Gを利用できる。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
ミリ波の周波数としては28GHz帯を使用しており、NR BandはFR2-1のNn261となる。
1搬送波の帯域幅は100MHz幅で、連続した4搬送波を束ねた4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)の適用によって400MHz幅で通信できる。
Puerto Rico Telephone Companyでは少なくとも韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したスマートフォンの一部がミリ波の5Gに対応している。
なお、Puerto Rico Telephone CompanyはメキシコのAmerica Movilの完全子会社である。
America Movilはメキシコの移動体通信事業者でTelcelとして携帯通信事業を行うRadiomovil Dipsaを通じてPuerto Rico Telephone Companyを完全所有する。
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