楽天モバイル、プラチナバンドの無線装置でノキアを採用
- 2024年02月27日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は700MHz帯で第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を整備するために基地局を構成する無線装置のベンダとしてフィンランドのNokiaの完全子会社で同国のNokia Solutions and Networksを選定したと発表した。
Rakuten Mobileは700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定に伴い700MHz帯の割当を受けた。
携帯通信分野では1GHz未満の周波数をプラチナバンドと呼称することがあり、Rakuten Mobileにとっては初めてのプラチナバンドの割当となった。
当初は700MHz帯ではLTE方式を整備することが決定している。
Nokia Solutions and Networksが開発した無線装置を展開して700MHz帯でLTE方式を整備することになる。
Rakuten Mobileが展開する700MHz帯に対応した無線装置は小型かつ軽量に仕上げており、低消費電力も実現するという。
Open RANに対応しており、Rakuten Mobileの完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)が開発した分散装置と組み合わせる。
既存の1.7GHz帯のLTE方式の無線装置と併設する計画で、アンテナは1.7GHz帯と700MHz帯の両方に対応したマルチバンドアンテナに交換する。
Rakuten SymphonyとNokia Solutions and NetworksはRakuten Mobileで展開する無線装置をグローバルで展開することも目指すという。
なお、Nokia Solutions and NetworksはRakuten Mobileに対して無線装置を供給した実績がある。
Nokia Solutions and Networksはマクロセル向けの1.7GHz帯のLTE方式の無線装置をRakuten Mobileに供給している。
スポンサーリンク