NTTドコモがグローバルビジネス部を廃止へ、OREX SAIに機能移管で
- 2024年02月27日
- docomo-NEC
NTT DOCOMOは2024年4月1日付けで組織再編を行うと発表した。
海外で本格的にOpen RANを展開するために新設するOREX SAIにネットワーク本部配下のグローバルビジネス部の機能を移管するため、NTT DOCOMOではグローバルビジネス部を廃止することになる。
2024年4月1日付けでOREX SAIを設立する予定であるため、グローバルビジネス部の機能の移管およびNTT DOCOMOにおけるグローバルビジネス部の廃止は2024年4月1日付けで行う。
なお、OREX SAIはOpen RANに特化したNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社となる。
株主構成はNTT DOCOMOが66%、NEC Corporationが34%とすることで決定している。
NTT DOCOMOの日本におけるOpen RANの導入実績や研究開発能力を活用してOpen RANの開発や検証、NEC Corporationの50以上の国および地域における事業基盤を組み合わせ、海外で本格的にOpen RANを展開する計画である。
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の展開でOpen RANを採用しており、商用化の当初からOpen RANに対応した複数のベンダの通信設備を組み合わせている。
全国規模でOpen RANに対応した通信設備で5Gを商用化する事例は世界初となった。
NEC CorporationはOpen RANに対応した通信設備として無線装置と制御装置をNTT DOCOMOに供給している。
海外ではOpen RANに対応した無線装置を供給しており、ドイツの移動体通信事業者(MNO)である1&1 Mobilfunkおよび英国(イギリス)の移動体通信事業者であるVodafoneで採用の実績がある。
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