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富士通がO-RAN準拠の無線装置の新製品を公開、3種類を用意



Fujitsu (富士通)は基地局を構成する無線装置の新製品を公開した。

無線装置の新製品はCompact Mid-Powerとして展開する44R21、High-Power Dual/Tri Bandとして展開する44R45、High capacity Massive MIMOとして展開する64A75の3種類である。

いずれもOpen RANを推進する国際的な標準化団体であるO-RAN ALLIANCEで策定したO-RANフロントホール仕様に準拠している。

44R21は出力を抑えた小型でマルチバンドの無線装置となる。

周波数は低帯域および中帯域に対応しており、シングルバンドで運用時は4T4R、2T4R、2T2R、デュアルバンドで運用時は2T2Rに対応する。

合計出力は最大で240Wととなっている。

44R45は高出力でカバレッジの確保に適したマルチバンドの無線装置である。

周波数は低帯域および中帯域に対応しており、デュアルバンドで運用時に4T4Rもしくは4T8Rに対応する。

合計出力は最大で640Wとなる。

64A75はMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したシングルバンドの無線装置である。

周波数は中帯域のTDDに対応しており、64T64Rに対応している。

米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm TechnologiesはFujitsuがQualcomm QRU100 5G RAN Platformを採用した64T64RのMassive MIMOに対応した無線装置を公開すると開示した。

そのため、少なくとも64A75はQualcomm QRU100 5G RAN Platformを採用すると考えられる。

Fujitsu

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