北朝鮮の情報産業相、中国と通信分野などで交流や協力の深化を表明
- 2024年03月25日
- DPRK
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政府機関である情報産業省(Ministry of Information and Communications Technology Industry:MICTI)の関係者は中華人民共和国駐朝鮮民主主義人民共和国大使館の関係者と会談したことが分かった。
2024年3月13日に北朝鮮の首都・平壌市で情報産業省および中華人民共和国駐朝鮮民主主義人民共和国大使館の関係者が会談を開催したという。
情報産業省からは朱勇日情報産業相や李世革情報産業省電子通信局局長など4名、中華人民共和国駐朝鮮民主主義人民共和国大使館からは王亜軍大使など3名が出席したことが判明している。
会談では朱勇日情報産業相からは両党両国最高指導者の崇高な意思に従い、朝中国交樹立75周年を迎える朝中友好年を契機に中国の関連部門や中華人民共和国駐朝鮮民主主義人民共和国大使館と連絡および調整を強化して両国の関連分野で交流と協力を深化するとともに、朝中の伝統的な友誼関係の強化と発展へ積極的に貢献する意思を表明した。
王亜軍大使からは中国式近代化建設、特に近代化産業体系建設の推進に関する成果と目標を紹介するとともに、情報産業を含む各分野で交流と協力を強化して双方の共同発展を実現する意向を示したという。
なお、情報産業省は携帯通信など電気通信を含めた情報通信技術産業分野を所管する政府機関である。
朱勇日情報産業相が指す関連分野は情報通信技術産業分野を意味する。
携帯通信関連としては情報産業省は北朝鮮の移動体通信事業者(MNO)でKANGSONG NET (強盛網)として携帯通信事業を行うKorea Posts and Telecommunications Corporation (朝鮮逓信会社:KPTC)を完全所有している。
Korea Posts and Telecommunications Corporationは北朝鮮の移動体通信事業者でkoryolink (高麗リンク)もしくは高麗網として携帯通信事業を行うCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)の事業運営も担う。
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